内地の喧騒を忘れて、
太平洋のど真ん中で
ゆっくりしませんか。
国内随一の秘境である小笠原諸島。
片道24時間の船旅を経てたどり着く父島では、
イルカと泳いだり、
世界自然遺産の森を歩いたり、
楽しみ方は人それぞれ。
小笠原諸島への旅は基本的に現地3泊4日、
往復の船旅込みで
5泊6日という日程になりますが、
小笠原諸島でのんびり過ごしたい方や
色々なアクティビティを楽しみたい
という方には少し窮屈なスケジュールです。
そんなには是非ロングステイがオススメ。
おすすめの過ごし方
父島には多くのアクティビティや観光名所がありますが、
通常の3泊4日ではその全てを味わうことができません。
ロングステイならではの楽しみ方をご紹介いたしますので、自分なりの楽しみ方を組み立ててみてください。
POINT 01
ゆったり島内散策
父島は観光スポットの宝庫。絶景なら「ウェザーステーション展望台」「旭平展望台」「中央山」、観光施設なら「小笠原ビジターセンター」「小笠原海洋センター」「小笠原水産センター」、山歩きなら「ジョンビーチ」「旭山」「電信山遊歩道」、星空なら「小港海岸」「コペペ海岸」など、オススメスポットを挙げるとキリがありません。
レンタカーやレンタサイクルなどを使ってご自身のペースでゆったりと島内を散策してみましょう。
POINT 02
ビーチでのんびり
小笠原諸島への滞在は定期船を利用しなければならない関係で、一度に来島できる観光客数に限りがあります。
そのため、父島内に10箇所以上ある遊泳可能な海岸はほとんど混み合いません。特に定期船が父島を離れている期間は、島に残っている観光客が非常に少ないため、プライベートビーチに近い状態です。
綺麗な砂浜や豊かなサンゴ礁を独り占めするロングステイならではの楽しみ方をぜひ味わってみてください。
POINT 03
いろいろなアクティビティ
父島で楽しめるアクティビティは非常に多彩。
海のアクティビティは「ドルフィンスイム」「ホエールウォッチング」「スキューバダイビング」「釣り」「シーカヤック」など、陸のアクティビティは「森・山ツアー」「戦跡ツアー」「島内周遊」「ナイトツアー」など。
多彩だからこそ通常旅程の5泊6日では全てを楽しむことはできません。
シーズン別
オススメ
小笠原諸島は通年でお楽しみいただける
アクティビティが多数ございます。
シーズン毎により満喫いただけるよう
オススメの過ごし方を紹介します。
6-10月
小笠原諸島といえば
やっぱり海。
6-10月
小笠原諸島といえば
やっぱり海。
6月~10月は台風が発生しなければ雨や風が少なく非常に穏やかで、海水温も高いためマリンアクティビティに適したシーズンです。特にドルフィンスイムや南島への上陸はぜひとも体験していただきたいアクティビティです。
日中の最高気温は30度程度と本州よりも低いですが、日光が非常に強いため体感気温は高く、帽子やサングラス、日焼け止めなどの日光対策は必ずご準備ください。
水着で気持ちよく泳げるシーズンなので海水浴やシュノーケリングも非常にオススメで、ガイドの同行無しで行ける11個のビーチを全て堪能するのはロングステイならではの楽しみ方といえます。
また、8月くらいまでは島内の海岸にたくさんのウミガメが産卵にやってきます。ロングステイであれば滞在日数に比例してウミガメの産卵に遭遇する可能性もかなり上がります。
(もしウミガメの産卵に出会ったら、ライトなどを当てず、離れた位置から静かに見守りましょう)
11-1月
のんびり島生活を堪能
11-1月
のんびり島生活を堪能
11~1月は年末年始を除くと観光客が比較的少なめで、のんびり島生活を堪能するならばこのシーズンがオススメ。都会の喧騒から離れ、1日中ゆっくり過ぎる島時間を過ごしてみましょう。
11月は雨天でなければまだまだ気温も高く水着でシュノーケリングも楽しめるので、プライベートビーチを楽しんでください。12月でも半袖半ズボンで過ごしている方をよく見かけます。12~1月は日中の最高気温が21~23℃程度と涼しい日も増えてくる時期なので、レンタバイクや電動アシスト自転車を使って島内の景勝地をくまなく巡るというのもオススメの過ごし方。
また、小笠原諸島にはスギやヒノキが自生していないので、本州で花粉症が辛いという方にも「避粉地」としてオススメのシーズンです。
2-5月上旬
水上を飛び跳ねる
クジラを満喫
2-5月上旬
水上を飛び跳ねる
クジラを満喫
冬季の南の島だからやれることが少ないんじゃないかと思いきや、非常に多くの楽しみ方ができるシーズンです。
日中の最高気温が20~22℃程度と涼しいシーズンのため、ガイドツアーでのトレッキングはもちろん、島内の至る所にある遊歩道の散策が非常にオススメです。
また、北方からザトウクジラが子育てや出産のためにたくさん来遊してくる時期で、日本で最初にホエールウォッチングツアーが行われた聖地・小笠原諸島で、水上を飛び跳ねるクジラを満喫しましょう。
なお、前述の通り小笠原諸島にはスギやヒノキが自生していないので、本州で花粉症が辛いという方にも「避粉地」としてオススメのシーズンです。マスクを取ってゆったり日向ぼっこなんていうのもいいんじゃないでしょうか。
来島前の注意点
事前に万全な準備を
小笠原諸島には、コンビニやドラッグストア、洋服店、書店など、本州に当然のようにあるお店がありません。本州から取り寄せようにも時間がかかってしまうため、来島前に必ずご準備ください。
また、小笠原諸島には診療所はありますが病院がないため、常用薬は必ずお持ちください。
船旅時の大半は
電波が届きません
なお、定期船おがさわら丸での船旅は片道24時間を要しますが、その大半は携帯の電波が届きません。動画配信サービス(YouTube・Netflixなど)や音楽配信サービス(Spotify・AppleMusicなど)を利用している方は、動画や音楽をダウンロードしてから乗船すると船内で暇ということがなく快適な船旅を楽しめると思います。
来島前の予約について
小笠原諸島へ来島するためには
宿や定期船のチケットなどの予約が必要となります。
シーズンによっては各種予約が取りにくいこともあるので、
来島が決まりましたら下記順番で予約をしてみましょう。
POINT 01
宿の予約
父島には約60軒の宿泊施設がありますが、船便によっては予約を非常に取りにくいことも多々あります。そのため、小笠原諸島への来島が決まりましたら、まず最初に宿の予約を行いましょう。
場所、食事の有無、料金、設備など条件が宿ごとに異なりますので、ご自身に合った宿をお選びください。
なお、小笠原村では条例でキャンプ行為や野宿(車中泊含む)が全面的に禁止となっておりますので、必ず宿の予約を済ませてからご来島ください。
母島でも滞在する場合
母島での宿泊もお考えの場合、定期船おがさわら丸の父島入港日や出港日に合わせて
日程を組み合わせると予約が非常にスムーズになります。
(観光客の多くがおがさわら丸と一緒に来島しおがさわら丸と一緒に島を離れるため、
おがさわら丸の入港日~出港日の3泊4日を基本の予約サイクルにしている宿もあるため)
小笠原諸島での滞在が10日間の
ロングステイをする場合
1日目 | おがさわら丸 父島入港日 | 父島泊 | 父島の宿にチェックイン |
---|---|---|---|
2日目 | おがさわら丸 停泊中 | 父島泊 | |
3日目 | おがさわら丸 停泊中 | 父島泊 | |
4日目 | おがさわら丸 父島出港日 | 父島泊 | |
5日目 | 父島泊 | ||
6日目 | 父島泊 | ||
7日目 | おがさわら丸 父島入港日 | 母島泊 | 父島の宿をチェックアウト、正午頃に父島を出港する定期船ははじま丸に乗船し渡島。母島の宿にチェックイン。 |
8日目 | おがさわら丸 停泊中 | 母島泊 | |
9日目 | おがさわら丸 停泊中 | 母島泊 | |
10日目 | おがさわら丸 父島出港日 | 船中泊 | 母島の宿をチェックアウト、正午頃に母島から出港する定期船ははじま丸に乗船し渡島。午後2時に父島に到着し、午後3時に父島を出港する定期船おがさわら丸に乗船し本州へ。 |
※定期船ははじま丸のダイヤ次第では、母島に宿泊せず日帰りで行ける日もございます。
POINT 02
定期船おがさわら丸の乗船券
宿の予約が完了したら次は定期船おがさわら丸の予約。
おがさわら丸の乗船券は東京港出港日の2ヶ月前が発売日なので電話やインターネットから予約しましょう。
船室は6グレードあり、設備や特徴は下記のとおりです。(運賃は燃料油の価格により変動するので、小笠原海運に直接ご確認ください)
2等和室
雑魚寝スタイルの船室で、最も安価です。仕切られていないためご家族やご友人と一緒に来島される場合に良いです。ファミリールームもあります。
2等寝台
各寝室がカーテンで仕切られたカプセルホテルのような船室です。2等和室よりもプライベート空間を保てます。1区画に4寝室という区分けがされているため、4名でご来島の場合はこの寝室がオススメ。コンセント付き。
特2等寝台
2等寝台が1区画に4寝室というのに対して、特2等寝台は1区画に2寝室で、区画がカーテンで仕切られているため、2人旅にオススメ。また、各寝室にはテレビも付いています。
1等室
ドアで仕切られた個室のツインルームです。テレビの他に各種アメニティ類や電気ポットなどの設備も備わっています。風呂やトイレは共用のものになりますが、カップルやご夫婦などでの来島にピッタリ。
特1等室
1等室の設備に加え、ソファベッド1台、バス、トイレ、冷蔵庫など設備が非常に充実し、レストランでの食事などを除けば完全なプライベート空間になりので、こちらもカップルやご夫婦などでの来島にオススメです。
特等室
キングサイズベッドやマッサージチェア、ドリンクサーバーを備えた最高級の船室で、部屋の外部は特等室専用のデッキになっています。新婚旅行など一生に一度の旅行には是非この船室。
※ゴールデンウィークや8月、年末年始などの繁忙期については、乗船券が発売後すぐに完売してしまうことも多いので、
来島時期によっては宿よりも先に乗船券を確保した方が良い場合もあります。
なお、父島から母島へ渡るための定期船「ははじま丸」は、チケットの事前予約ができず、乗船直前の購入のみとなっております。
(満員で乗れないということはほぼありませんのでご安心ください)
POINT 03
アクティビティ
宿と乗船券の予約ができたら最後にアクティビティの予約。
シーズンやアクティビティの内容次第では予約が取れにくいものもありますので、人気のアクティビティは来島前の予約をオススメします。
ただ、通常の旅程よりも日程に余裕があるロングステイでは、定期船おがさわら丸が父島を離れている日でアクティビティに参加できるのが強み。ナイトツアーや森山ツアーなどの陸域アクティビティは天気が、南島上陸やホエールウォッチングなどのマリンアクティビティは風や波が大きく影響するので、来島後に天気予報を見ながらゆっくり組み立てることもオススメします。
宿の選び方
父島には約60軒の宿泊施設があり、
立地や食事の有無など各種条件が宿ごとに異なります。
ご自身がどの条件を重視するのか次第で
オススメする宿も変わりますので、
各種条件をご参考にしていただいて
計画を立ててみてください。
エリア
父島には宿泊施設があるエリアが大きく分けて
3つあります。
大村地区
定期船の港があり、飲食店やお土産店も多くあるため利便性の良いエリア。役場や省庁の施設もこのエリアにあるので、仕事でのロングステイならばまずここになるかと思います。
宮之浜・清瀬・奥村地区
大村地区から歩いていくことができる、よりローカルな雰囲気を楽しめるエリア。シュノーケルに適したビーチにも近いです。
境浦・扇浦・小曲・小港地区
大村地区からは車やバスを使って行く少し離れたエリア。自然豊かで非常に静かなので、ゆっくりとした休暇を楽しむのなら非常にオススメです。
食事
父島の宿での食事は「朝夕2食付き」
「朝食付き」「素泊まり」3種類に分かれます。
それぞれ好みではありますが、より長期滞在を満喫するのであれば、
「自炊」ができる宿で
プチ島民生活を体験するのもオススメ。
なお、食事付きであっても、
定期船おがさわら丸が父島を離れている
最中は
提供できないという宿もあるので、
事前に各宿にご確認ください。
部屋タイプ
和室か洋室、個室か相部屋、宿泊料金にも
影響する項目ですので、
ご自身が想定するロングステイに合った内容で選んでみてください。
宿一覧
長期滞在が可能な宿一覧です。
大村地区
きり丸ハウス
TEL:080-9430-4932(ご予約は予約サイトよりお願いいたします)
大村地区
Mary's Inn
TEL:04998-2-2230
大村地区
ボニンブルーシマの宿 ちどり
TEL:04998-2-2328
大村地区
ホライズンドリーム
TEL:04998-2-2612
大村地区
ハートロックヴィレッジ
TEL:04998-2-3317
大村地区
島宿アイランダーハウス
TEL:080-2945-5977
大村地区
マンスリーホテルナインボール
TEL:04998-2-3151 ご予約・お問い合わせ専用メール 9b.yama@gmail.com
大村地区
小笠原ダイビングセンター
TEL:04998-2-2021
大村地区
コンドミニアム Passion
TEL:04998-2-2976(岡本建設内)
大村地区
小笠原観光(有) Balena
TEL:04998-2-3311
大村地区
コンドミニアム ポートロイド
TEL:04998-2-3733
大村地区
シーフロント
TEL:04998-2-7072
大村地区
ホテル宿ふく
TEL:04998-2-3410
大村地区
ホテルブーゲン
TEL:04998-2-2255
大村地区
プルメリアヴィレッジ
TEL:04998-2-2507
大村地区
民宿ささもと
TEL:04998-2-2641
大村地区
小笠原ユースホステル
TEL:04998-2-2692
宮之浜・清瀬・奥村地区
ペンションBONIN WAVE(ボニンウェーブ)
TEL:04998-2-2178
宮之浜・清瀬・奥村地区
Hotel PAT INN
TEL:04998-2-3711
宮之浜・清瀬・奥村地区
のあ
TEL:04998-2-2644
宮之浜・清瀬・奥村地区
ターンハウス 美津
TEL:04998-2-2035
境浦・扇浦・小曲・小港地区
カナカヴィレッジ
TEL:090-8642-5150
境浦・扇浦・小曲・小港地区
風土の家 TETSUYA
TEL:04998-2-7725
境浦・扇浦・小曲・小港地区
オーシャンビューアパートメント
TEL:04998-2-2024
境浦・扇浦・小曲・小港地区
シャンティ バンガロー
TEL:04998-2-7266
境浦・扇浦・小曲・小港地区
シェアハウス 海
TEL:090-5100-8500/080-2621-8391
境浦・扇浦・小曲・小港地区
エコヴィレッジ ぷーらん
TEL:04998-2-3386
境浦・扇浦・小曲・小港地区
ペンション JIGGER
TEL:080-1274-1146/04998-2-3615
境浦・扇浦・小曲・小港地区
ゲストハウス 島じかん
TEL:04998-2-7057
境浦・扇浦・小曲・小港地区
父島コテージ
TEL:04998-2-3038
境浦・扇浦・小曲・小港地区
ゲストハウス ロックウェルズ
TEL:04998-2-3838 / 090-5600-4045
この事業は、
「(公財)東京観光財団 観光まちづくり支援事業助成金」
を活用して実施しています。