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郷土料理と特産品

小笠原の食べ物

小笠原の郷土料理と言えば、「島寿司」。サワラなど白身の魚を、醤油やみりんでづけにした握り寿司です。ワサビではなくカラシが付いていて、甘めの酢飯ととてもよく合います。
また、お刺身を頂く時にはワサビの他に、赤トウガラシが添えられていることが珍しくありません。トウガラシはお箸でほぐしてお醤油にからめておきます。
お刺身をそのお醤油に付けて食べると、トウガラシのピリッとした辛みが効いて美味しいと人気です。

また島では「アカバ」と呼ばれ親しまれている、ハタ科の高級魚「アカハタ」を、みそ汁に仕立てた「アカバのみそ汁」も人気の一品です。

亜熱帯性気候を活かした農作物には、パッションフルーツやレモン、パパイヤ、バナナ、ブンタン、ゴレンシ(スターフルーツ)などのトロピカルフルーツがあり、野菜ではトマト、キュウリ、シカクマメ、オクラなど内地でも親しまれている物から、あまり目にすることがないものまで様々です。

島トマト

島レモン

パッションフルーツ

シカクマメ

島寿司

アカバの味噌汁

小笠原の特産品

南国らしいフルーツの数々に加えて小笠原の特産品は、サトウキビを原料としたラム酒や、ラム酒にパッションフルーツを加えたパッションリキュールがあります。ラム酒はアルコール度数40度で、パッションフルーツが収穫される季節にはパッションを2つに割り、ラム酒を注いで実ごと飲むという方もいらっしゃいます。

小笠原の海から採れる塩も「島塩」として人気で、父島だけでも数種類の島塩が販売されています。採れたての「島トマト」に「島塩」を付けて召し上がるのもお薦めです!

水産加工品は漁協(漁業協同組合)で製造しており、まぐろやタコの燻製、サワラのみりん干し、その他にも島寿司のネタとしてそのまま調味が出来る状態になっているものまで、季節を問わず購入出来ます。

また民芸品は、小笠原の「村の木」であるタコノキの葉を使った「タコノ葉細工」が代表的で、お土産屋さんには小物入れやペンケース、バッグなどが並んでいます。この一つ一つは全て手作業で行われていて、材料となるタコノキの葉を採取してから、いざ作り始めるまでに大変な手間がかかります。自然の葉を使っているためか、使えば使うほどに風合いが良くなり長くお使い頂けると思います。

小笠原ラム

パッションリキュール

タコノ葉細工

小笠原を知る

世界自然遺産登録

小笠原諸島は平成23年6月に、世界自然遺産に登録されました。
小笠原の自然については「小笠原自然情報センター」のホームページで詳しく紹介しています。