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小笠原の海

小笠原の海は、地上から眺めた景観だけではなく、海の中も同様に魅力に溢れています。海中へ向かって鋭く落込む黒い岩肌、カラフルなサンゴ礁や熱帯魚、ギンガメアジやイソマグロの群れが行き交う光景など、感動の世界が広がっています。

小笠原近海では20種類以上の鯨類が回遊しており、ミナミハンドウイルカ、ハシナガイルカは通年見ることが出来ます。12月末頃からは、ザトウクジラが繁殖・子育ての為、遠く北の海からやって来ます。また、日本最大のアオウミガメの繁殖場でもあります。海の中では、成長したアオウミガメが悠然と目の前を通り過ぎるという体験もできるかもしれません。

小笠原の海では、ホエールウォッチング、ドルフィンスイム&ウォッチング、シュノーケリング、スキューバダイビング、シーカヤック、釣りなど、様々なアクティビティが楽しめます。

※小笠原には行政が定めた法令の他、各団体が自主ルールなどを定めています。自然環境保護のために、法令・ルールを守りましょう。

小笠原ルールブック
http://www.vill.ogasawara.tokyo.jp/wp-content/uploads/sites/2/files1/27rulebook.pdf

ザトウクジラ

ザトウクジラのベストシーズンは2~4月。圧倒的な風格と迫力で見る者の心を揺さぶるのは、地球上最大の生き物であるクジラたち。特にザトウクジラは、小笠原のホエールウォッチングの代表的存在。ブリーチと呼ばれるジャンプや胸びれ・尾びれで海面を叩くなど、様々なアクションで楽しませてくれます。海を見渡せる高台からであれば、陸からの観察も可能です。

マッコウクジラ

5~11月はマッコウクジラがウォッチングできます。潜水のチャンピオンを言われるマッコウクジラは、沖合10~30kmの外洋域で見られます。尾を海面上に高々と持ち上げ、深海へ静かに潜り込んでいきます。

イルカ

小笠原諸島近海では野生のイルカに一年を通じて会うことができます。船からのウォッチングが楽しいのはハシナガイルカ、前転やバク転、体をきりもみ状に回転させながらジャンプを見せてくれることもあります。ミナミハンドウイルカに出会えたならば、ドルフィンスイムにチャレンジ。人とよく一緒に遊んでくれるので、フィーリングが合えば近寄ってくれるかもしれません。

アオウミガメ

小笠原諸島は日本で最大級アオウミガメの繁殖地です。 6~7月頃に産卵、8~9月頃に孵化します。 小笠原海洋センターでは、アオウミガメの調査・保全そして一年を通じてウミガメの飼育を行っています。

小笠原を知る

世界自然遺産登録

小笠原諸島は平成23年6月に、世界自然遺産に登録されました。
小笠原の自然については「小笠原自然情報センター」のホームページで詳しく紹介しています。